【仮想通貨】国内で買える仮想通貨の種類を解説




仮想通貨に関する第3回目のテーマは「仮想通貨の種類」を解説していきます。

ビットコイン=仮想通貨と認識されやすいですが、仮想通貨の種類はビットコインだけではありません。今回は国内の主要な取引所で購入することのできる仮想通貨の特徴を見ていきましょう。

仮想通貨の種類は?

仮想通貨は現在世界中で約1,500種類以上存在すると言われています。代表的なビットコインを始め、これから伸びていくと注目されているコインや詐欺のために作られたものなど種類は様々です。

現在国内の取引所で購入できる通貨は全部で十数種類あります。金融庁の許可を得て取引されている日本の国内取引所では安全性も含めて厳選された通貨のみ取り扱っていますので、今後の運用を安全に進めていくためにはまずは国内の取引所で扱っている通貨を中心に取引を行っていきましょう。

ここからは国内で取り扱いのある主要な通貨の種類と特徴を解説していきます。

Bitcoin(ビットコイン)

別記事でも紹介した世界で初めて作られた仮想通貨です。ブロックチェーンと呼ばれる管理技術で世界中の人が取引を共有・確認できる仕組みで安全性を保っています。時価総額が30兆円以上、昨年の1年間で1BTCが10万円から最大で220万円まで高騰するなど仮想通貨ブームをを牽引している通貨。他の仮想通貨を購入するための決済の手段として用いられたり、ビットコインで使われている技術や仕組みなどは他の仮想通貨の基礎となっています。

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ポイント
・世界で初めての仮想通貨である。

・市場の評価も上昇しており1年間で価値は22倍に!

・他の仮想通貨の決済手段としても使われている

Ethereum(イーサリアム)

ビットコインに次いで時価総額が多いのがこのイーサリアムです。ビットコインと同じブロックチェーンの仕組みを使っており基本的なシステムはビットコインと同様です。しかしイーサリアムは未だに発展途上の通貨としてアップデートが続けられています

イーサリアムの特徴は「スマートコントラクト」の技術です。この技術はある条件を設定しておけば、その条件が満たされた時に自動で契約を実行や保存してくれる機能です。

ビットコインでは誰から誰にお金を渡した記録だけが残りますが、このスマートコントラクトの技術は誰から誰に「どのような条件で」お金を渡したかという契約の内容を保存することができます。これは現状のブロックチェーンの技術から一歩進んだ機能であり、通貨だけでなく、保険、不動産など、権利の移転に関わるあらゆる分野への応用が期待されています。

イーサリアムは未だに開発途上で完成はまだしていません。それでもビットコインを凌ぐ技術などで取引量を増やしてきています。あと1回のアップデートで完成形となりますが、その技術や仕組みはビットコインを超えるものとされていますので今後の拡大が期待されています。

ポイント
・ビットコインに次いで時価総額が多い

・スマートコントラクトの技術はビットコインより優れる

・未だに開発途上であと1度のアップデートで完成

Ripple(リップル)

リップルは時価総額が第3位と急成長を遂げている仮想通貨です。リップルはビットコインの特徴でもある発行主体を持たない特徴とは異なりリップル・ラボ社が発行元として存在しています。リップルの最大の特徴は送金スピードの速さです。国際間の送金など5~10秒程度で行うことができ、またその決済の手数料も格安に抑えられます。ビットコインは通貨として作られたことに対し、リップルは国際間の送金の問題を解決するために作られたました。ですのでリップルは金融商品の決済・送金システムに特化した仮想通貨と認識してください。

海外送金の手段において圧倒的に優れているので、特に金融機関を中心にバックアップの体制が進んでいます。海外の大手金融機関を始めクレジットカード大手のアメリカン・エクスプレスやみずほ銀行、りそな銀行など国内銀行もリップルシステムの採用を決めています。今後の海外送金においての決済手段のスタンダードとして確実に実用化されていく注目の通貨です。

ポイント
・発行主体を持たないビットコインとは異なりリップル社が管理

・金融商品の決済・送金システムに特化している

・大手金融機関はじめシステムの採用が決まっている

Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)

ビットコインキャッシュは2017年8月にビットコインから分裂して誕生しました。ビットコインの開発チームの意見が対立したことで「ビットコインの欠点を補ったものを作ろう」ということで生まれたのがこのビットコインキャッシュです。ですので基本的な仕組みはビットコインと大きく変わりません。

では何がビットコインと違うのか?答えは「取引容量の大きさ」です。ビットコインは1MBの取引量に対して、ビットコインキャッシュは8MBまで取引を行うことができます。つまりビットコインと比べて8倍の取引ができる=スムーズに決済を行えるという点がビットコインから改良された大きなポイントです。

データの処理速度に秀でているビットコインキャッシュは決済手段として注目されており、ビットコインの弱点を補っているため将来性という観点ではビットコインより成長性を期待されています。

ポイント
・基本的な機能はビットコインと変わらない

・ビットコインの欠点であるデータの処理速度を補っており決済手段として注目

NEM(ネム)

ネムは2015年に誕生したビットコインとは全く異なる仮想通貨です。コインチェックの流出事件で一躍有名になりましたがネムの最大の特徴が汎用性の高さです。ビットコインが生みだしたブロックチェーンの技術を独自で改良し、誰でも簡単にブロックチェーンを使ったサービスを作ることができ特にビジネスの分野から注目をされています。

またネムの特徴として挙げられるのは匿名性を排除している点です。オープンな環境をつくることでクリーンな取引を行うことが可能です。(犯人は捕まっていませんがコインチェックの流出事件の際も犯人のIPアドレスは特定されました。)

今後はイーサリアムの代名詞である「スマートコントラクト」を実装し、取引スピードを更に向上させる『カタパルト』という大型アップデートを控えています。ビットコインでは取引スピードが10件/秒に対してこのアップデートでは3,000~4,000件/秒で処理をできるともいわれています。

大型のアップデートやビジネスでの実用の観点からも高い将来性のあるネムは長期的な成長も含めて注目されています。

ポイント
・ビジネスの分野から注目されている

・匿名性を排除したオープンシステム

・大型アップデートを控え今後も注目

Litecoin(ライトコイン)

ライトコインは2011年に元グーグルの社員がビットコインの欠点を解消することを目的として作られました。基本的な機能はビットコインと同じながらも、ライトコインの優位性は決済スピードの速さです。ビットコインと比べて約4倍の決済スピードを実現しています。

また発行枚数の上限もビットコインの約4倍にあたる8,400万枚(ビットコインは2,100万枚)とされており、ビットコインと機能は同じながら流通量と決済スピードの速さから取引数が今後拡大すると予測されます。。開発者のチャーリー・リー氏は、「ビットコインを金貨とすると、ライトコインは銀貨」と位置づけをしており、実際の金と銀の価値のように今後ライトコインの価値もビットコインに近づくとされています。

ポイント
・ビットコインと基本機能は同じ

・ビットコインと比べて4倍の決済スピードを実現

・「ビットコインは金貨、ライトコインは銀貨」の位置づけ

DASH(ダッシュ)

ダッシュは2014年に公開され、「DarkCoin」と呼ばれていました。その名称のイメージ通り高い匿名性と決済スピードの速さが最大特徴の仮想通貨です。

ダッシュは取引を行う際に複数の送金をミックスして取引を行うため「誰に送ったのか」を特定できないように設計されています。ビットコインは取引記録から誰に送ったかがアドレスに個人情報が紐づいていた場合はそのプライバシーを保つことができませんが、ダッシュの場合は誰が取引を行ったのかを特定することも困難です。これがダッシュの特徴の1つです。

もう1つの特徴は決済スピードの速さです。ダッシュの場合は送金速度は約4秒とビットコインの約150倍のスピードで実現できます。これは取引の承認者をランダムで決めているからであり、誰が先に取引の暗号を解いたかというビットコインの仕組みとは異なるためこの送金速度を実現しています。

このスピード決済の送金システムはリップルと性質が似ていますが、対象の利用者が異なるのが特徴です。リップルは銀行を中心とした金融機関を中心にサービスが使われていますが、ダッシュは個人間の取引で主に使用されており利便性の高さから欧米を中心に広がりを見せている仮想通貨です。

ポイント
・高い匿名性で「誰に送ったか」を特定できない

・送金速度は約4秒とビットコインの約150倍

・個人間の取引で利用が拡大

Monero(モネロ)

モネロは2017年8月に韓国取引所への上場が発表されたことを受けて大きく価格が高騰した仮想通貨です。ダッシュよりも匿名性の高い仮想通貨です。ダッシュが複数の送金をミックスして取引を行うのに対して、モネロはワンタイムアドレスを生成し送金を行うためアドレスが第三者に見られたとしても「誰に送金したのか」を特定することは不可能です。

決済スピードも約2分と仮想通貨の中では最速の部類に入りますが、本来のプライバシーを守るという匿名性の高さとは性質が異なり、ダークマーケット(闇市場)などで利用されており不正に利用されることも多いです。利便性は高いものの、今後は国の規制がかかる場合もありますのでやや注意は必要かもしれません。

ポイント
・ダッシュよりも匿名性が高い

・決済スピードも約2分と最速の部類に入る

・匿名性の高さから不正に利用されることも多い

Ether Classic(イーサリアムクラシック)

イーサリアムクラシックは2015年7月にイーサリアムから分裂してできた仮想通貨です。

分裂のきっかけはイーサリアムで作られた仮想通貨THE DAOが約65億円盗まれたこと。これを受けてイーサリアムは不正が行われる前の状態にブロックチェーンを戻し一新させるハードフォークを実施しましたが、それに反発したグループが対抗措置として分裂したのがきっかけでした。こうして生まれたのがイーサリアムクラシックです。

機能的にはイーサリアムとほとんど同じでビットコインで例えるならば「ライトコイン」と同じ位置づけや意味合いで考えるとわかりやすいです。似た性質を持っているためイーサリアムを更に進化させるか、まったく別のコインとして開発を行うのか今後の動向が注目されています。

ポイント
・イーサリアムから分裂して誕生

・基本的な機能はイーサリアムと同じでライトコインと同じ位置づけ

Lisk(リスク)

リスクは2016年に開発され、スマートコントラクトを特徴とする仮想通貨です。イーサリアム同様、スマートコントラクトが実装されていることは同じですが、メインチェーンと別にサイドチェーンと呼ばれるブロックチェーンがある点でイーサリアムと大きく異なります。これにより処理能力が高くなり、ハッキング等のトラブルに対応しやすくなるといったセキュリティ性を高くするというメリットがあります。

またリスクはJavascriptという世界で一番簡単なプログラミング言語で開発することが可能です。またライセンスフリーであることから開発者にとっても利益を出すことができるため注目をされています。マイクロソフト社とも提携を行っており、実用の可能性の幅が広がっていくことが今後も注目されています。

今後の仮想通貨の課題は「実用化」であり、その仮想通貨を使ったアプリが簡単に開発できるリスクには注目が集まっています。開発が進み、利用できるアプリケーションが増えればユーザー数も増え、需要と供給から通貨の価値は今以上に高騰していくと推測されている注目の通貨です。

ポイント
・サイドチェーンの技術を使いセキュリティ性が高い

Javascriptを使用して簡単に開発が可能

Zcash(ジーキャッシュ)

ジーキャッシュはダッシュやモネロと似た性質を持つ匿名性の高い仮想通貨です。その匿名性の高さはダッシュやモネロ以上となっており、誰に送金したかだけでなく「アドレス」「履歴」「数量」全てが匿名として利用することが可能です。更にその匿名取引を証明する信頼性の高い技術も持っており、その高い技術はJPモルガンが自社のシステムでも採用するなど注目を集め通貨の価値を上げています。

匿名性の高さと信頼性の高さから注目の通貨ですが、ダッシュやモネロ同様にダークマーケットやマネーロンダリングに悪用されるケースも想定されますので規制がかかる可能性もあるということは理解しておきましょう。

ポイント
・匿名性はダッシュやモネロ以上で全てが匿名

・JPモルガンが高い匿名性の技術を自社のシステムで活用している

・匿名性の高さから規制がかかる可能性もある

MONAcoin(モナコイン)

モナコインは、匿名掲示板の2ch(現5ch)発祥の日本初の仮想通貨です。ライトコインを改良して作られており、ビットコインよりも決済スピードが速いといった特徴があります。

モナコインは現在「投げ銭」や「チップ」として5ちゃんねるやTwitterなどで良いコメントをくれた人には感謝の意味を含めてモナコインを相手に送ることができます。これは世界で初めての取組で、他の仮想通貨とは利用のされ方が異なります。他にもフリーマーケットサイトでのモナコインを使用した売買やイラストでデジタルコンテンツの決済サービスなど2ch発祥ということでユニークな使われ方をすることが多いです。

モナコインは他の仮想通貨とは趣が異なりますが、実用化が特に進んでいる通貨です。仮想通貨の将来的な課題である実用化についてもいち早く成果が出ており、特にユーザーからの支持が厚いです。日本発祥の通貨ということから日本特有の利用のされ方も含めて今後も注目を集めています。

ポイント
・2ch発祥の日本で初めての仮想通貨

・「投げ銭」「チップ」などユニークな使われ方で実用化されている

Factom(ファクトム)

ファクトムは、ブロックチェーン上に文章を保存することができることが特徴の仮想通貨です。あらゆる電子データを分散して、記録、追跡、管理できるために作られた「データ管理プラットフォーム」を採用しており、機密データを分散管理することで改ざんを防止するなどセキュリティ面が非常に強化されています。

実用的な運用として契約書や貸付、保険などの住宅ローンに関する記録と管理をブロックチェーン上で第三者なしで証明することなどが想定され住宅ローン市場で普及していくことが期待されています

ポイント
・機密データを分散管理できるのでセキュリティ面が充実

・住宅ローン市場で実用化が期待できる

まとめ

 

今回は日本の国内で買うことができる仮想通貨を紹介していきました。仮想通貨はビットコインだけではなく様々な可能性のある通貨があることが理解できたと思います。

現在はまだまだ発展途上ですが、仮想通貨の今後のポイントは「実用化」です。人々が多く利用する機会が増えることで仮想通貨の価値は今後も上がっていくでしょう。皆様が仮想通貨に投資を行う際は「実用化」ができるか?というポイントを一つ焦点にあてながら選んでいくことをおススメします。

次回は国内で仮想通貨を買える取引所を紹介していきます。

Knowing is Seeing






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